医療費定額払いについて

2004年4月から新たに大学病院などで試験的に 導入されていた「医療費定額払い」

まだスタートしたばかりで様々な問題点もありますが メリット・デメリットを知ることで、上手に定額払い を使用できるケースもあります。

病気によっては病院選びの参考になるでしょう。

医療費定額払い 医療費の包括評価制度

現状の医療費について、原則、国または保険者が 7割、被保険者である患者が3割となっています。

そして、現在多くの医療機関では検査や薬剤を 使えば使うほど医療機関が利益を手にできる「出 来高払い制度」となっています。

しかし、この医療費定額払い制度は入院治療が必要な 病気を種類・症状の程度によって、一日あたりの治療 代、標準入院日数を決めていくことで、医療費を定額 払いに近いものにしようという制度です。

※各病院の実績に応じて決まりますので、病院により 若干違いがあります。

包括評価制度は大変複雑で、また制度そのものがスター トしたばかりで流動的ですので、おおまかな特徴を見て いきたいと思います。

【対象となる病院】

全ての大学病院、国立がんセンター、国立循環器センター

【患者側からみたメリット】

医療費定額払いの下では、患者は事前に大まかな費用 入院に必要な日数が分かります。余裕を持って準備を することができるでしょう。

病院によっては、入院日数が短くなる場合もあります ので、その際は医療費負担が軽減できます。

【患者側からみたデメリット】

医療費定額払いの下では、「過小診療」の可能性は否定 できません。医療費定額払いは対象が一つの病気になっ ていますので、軽い合併症などの場合は治療を見送る可 能性があります。

また、高価な薬剤を投入するような治療にもバイアスが かかったとしてもおかしくありません。

※医療費定額払いでは、国や保険者が負担する金額が 定額ですので、医療費の超過分は「病院負担」となります。

最悪の場合、患者は「出来高払い」の病院に行かざるを得ない ケースやたらい回しにされるケースも考えられます。